No.4 自己破産申立  病気のため返済ができなくなってしまった事例

<事案>

Dさんは、適応障害にかかってしまい、仕事ができなくなってしまったため休業が余儀なくされました。

そのうち、借入先(債権者)の1社から支払督促を申し立てられてしまいました。さらに別の債権者からも、訴訟を提起する旨の通知書が送られてきていまい、ますますストレスが掛かってしまい、混乱状態に陥ってしまいました。

預貯金以外はめぼしい資産もなく、負債も膨らみ(総額約450万円)返済の目処もつかなかいことから、当事務所に相談に来られました。

 

<解決に至るまで>

まず、支払督促がなされていたため、受任後すぐに異議の申立てを行いました(その後、支払督促は取り下げられました。)。

その後、Dさんの体調などを考慮しながら、月に1度程度面談に来ていただき、負債内容や生活状況、資産の使途などを詳細に伺って行きました。

お話を伺う中で、Dさんが事務所に来られる直近2~3年の間に、合計約180万円もの買物(商品購入)をしており、「浪費」(破産法252条1項4号)の有無が問題となりました。

これらの商品購入を行った理由を伺うと、生活する上で必要な買い物であることが判明しました。また、常習性があったわけではなく、どうしても必要なときに購入していたということでした。そこで、Dさんから聞き取ったことに、説明資料も加えて、裁判所に説明(免責不許可事由には該当しない旨の説明、上申)を行ったところ、無事免責許可決定を出して頂くことができました。

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