No.62 債務整理 ⇒ 家族に知られることなく個人再生手続を申し立てた事案

<事案>

 仕事上の交際費への支出等が重なり、住宅ローン以外に約1135万円の債務がありました。自宅は持家であり、また家族は債務についてご存知でなかったため、家族に知られないように住宅ローン特則付個人再生手続を進めていくことにしました。

<結果>

再生計画認可前

 債務総額 約11,350,000円   毎月の返済額 約200,000円

再生計画認可後

 債務総額  約2,270,000円   毎月の返済額 約190,000円

<解決ポイント>

 裁判所への再生手続申立前に、債権者のうち一社から貸金返還訴訟を提起されたため、後日の給与差押え等を回避するために、至急に裁判所から再生手続開始を決定してもらうように努力した。

【用語解説】

住宅ローン特則付個人再生(民事再生法196条以下)

 住宅ローンについての特則を付けた個人再生手続。  

 個人再生は,消費者金融やクレジット会社への総債務額を減額した最低弁済額を弁済することで残額の免除を受ける手続であるが,住宅ローンについては減額することできない。

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